Story|オガトレ×「御菓子司いさみや」対談 (取材日2021年9月上旬)
オガトレが対談形式で地元宮城県気仙沼市内の「今」を伝えるこのコーナー。
今回は、ご自愛便4回目特典の「気仙沼のお菓子セレクション」のホヤぼーやサブレーを製造していらっしゃる、「御菓子司いさみや」さんを取材しました。
現在3代目としてお店を切り盛りされている畠山憲之さんと奥さまの卓子さんと。
ほぼ初対面の3人。盛り上がりました!ホヤぼーやサブレーは、2007年、気仙沼市の観光キャラクター「ホヤぼーや」が誕生したことをきっかけに、市内菓子店と共同で開発されました。
このコーヒー味が味わえるのは、いさみやさんだけ。製造現場は、焼き立ての香ばしい香りが立ち込めていました。
取材のきっかけ
オガトレ:この前、サブレーを食べたらめちゃめちゃ美味しかったので、一緒にお仕事できたらと思ってました!
インスタグラムが素敵だなと思って、いつも見ていました。気仙沼市内で一番インスタを使いこなしているんじゃないか、っていう。
卓子さん:市内にお菓子屋さんはいろいろあるのに、なんでうちなのかなって思ってました(笑)。撮影はカメラマンにお願いしているんですけどね。インスタの更新は、私の仕事なので頑張っています。SNSに追われている感は否めないです(笑)。
オガトレ:道の駅「大谷海岸」と気仙沼大島ウェルカム・ターミナルにいって、気仙沼のお菓子を食べ歩きしたんですよ。その中でもホヤぼーやサブレーは、ご注文の皆さんにお届けするにあたって、日持ちすることも含めて、決めました。
憲之さん:うれしいですね~。
オガトレ:本当はいさみやさんのどら焼きとホヤぼーやモナカを送りたかった(笑)。
一同:笑
オガトレ:クール便が難しいので。なので、気になった皆さんには直接買っていただけたらいいかなと思っています(「いさみや」さんのネットショップはこちら)。
オガトレをご存知でしたか?
卓子さん:もちろん知っています。気仙沼を知ってもらうきっかけになりますしこのような取り組みは、ありがたいですね。あ、それこそ、登録者数90万人になりそうですもんね?!
憲之さん:90万人!?
卓子さん:うちで働いている方のおばあちゃん(その方から見るとお義母さま)がオガトレさんのYouTube動画観てストレッチを実践していると話していましたよ。
オガトレ:うれしいですね。結構、観てくれてる世代が広くて、たまに”88歳です”っていう人がコメントくれたりする方もいらっしゃいます。
卓子さん:80代の方がAdoの「うっせぇわ」に合わせてやっているのは、想像するとちょっと面白いですね。
一同:笑
オガトレ:音ゲー(音楽に合わせてストレッチをするオガトレ考案のリズムゲーム)は結構、親子でやってくれてたりします。
憲之さん:オガトレさん、昨年、気仙沼市の青年会議所で動画のつくり方講座やってましたよね。
オガトレ:はい、ユーチューブのレクチャー講座みたいな。去年の秋頃ですかね。
憲之さん:多分、その時が初めて知ったかな。”あーついに気仙沼にもユーチューバーが。時代だな”と思いましたね(笑)。そのあたりから、新聞とかに出てましたよね。
オガトレ:気仙沼市長に本を寄贈したタイミングで、一気に新聞とかテレビに上がるようになりましたね。
憲之さん:うんうん。
オガトレ:ただ、気仙沼の道端を歩いてても声かけられたりしないので、市内で知っている人はまだまだ少ないと思います。コロナ禍もあって気仙沼市内であんまり目立った仕事ができてないんです。
憲之さん:ほ〜そっかそっか。
卓子さん:あれ、今度、公民館でストレッチ講座するんですよね?
オガトレ:そうそう。来月(10月)ですね。
卓子さん:おばあちゃん情報でした(笑)。
一同:笑
お菓子は太る?
オガトレ:4月から「Gi」というブランドを立ち上げて、ストレッチに合う商品を作っていて、できれば気仙沼の企業さんと企画することで気仙沼を全国にアピールをしたくて。
Giの商品を”ストレッチの手助けにしてほしい”という思いがあるので、小野寺コーポレーションさんとストレッチに合うコーヒーをゼロから作ったり、本吉のエース産業さんとゼロからストレッチ専用Tシャツを作ったりしてきたんです。
卓子さん:お菓子って、ストレッチと相反するものだから。面白そう。
憲之さん:「お菓子=太る」というイメージがあるからね。
オガトレ:ストレッチは必ずしも「痩せ」に紐づくものではありません。あくまでも、体を柔らかくするものです。
卓子さん:ストレッチとお菓子をつなげてもらえると、お菓子屋としては助かります。「ダイエットしてるからお菓子は食べない」ってよく聞くんです。
お菓子って痩せたい人には敬遠されがち。見方が変わるのでうれしい。
憲之さん:和菓子は脂が少ないんですよ。
卓子さん:まぁお菓子屋の私たちが”太らないよ”と言ったところで、説得力がないんですけどね(笑)。
一同:笑
オガトレ:僕は嘘は伝えたくないので、過度な期待を煽るような動画を控えています。最近は、「これが効く」「絶対に痩せる」と過度にうたう動画に騙されずに、しっかりと情報を選んでくれる視聴者さんが増えてきている気がします。
今後、お菓子とストレッチをうまくつなげていく動画も素敵かもしれませんね。
卓子さん:和菓子を知ってもらえるきっかけにもなりますもんね。ぜひやってほしい。
オガトレ:お菓子は食べ方に気をつければ太らないし、むしろストレスが減って体に良い(ご自愛につながる)ことがアピールできれば、いい感じに届けられるかもしれないですね。
お菓子、どのタイミングで食べたらいいの?
オガトレ:運動をする30分前か、運動の直後のどちらかがおすすめです。
運動する直前に食べてしまうと、運動に支障が出るんですよね。具体的には、嘔吐しやすくなってしまったり。あとは、食べ物を消化するほうにエネルギーが向いちゃって、運動のエネルギー消費が阻害されちゃう。
運動直後の食欲が湧きづらいタイミングにお菓子を食べるのも、食べ過ぎ防止につながります。
憲之さん:なるほど。
オガトレ:摂ることは悪ではないんですよ。体に必要な糖分があったりするし、しっかりと筋力を付けるためにお菓子を取り入れる。運動の直後に食べることで食欲を抑えながら、消費した分のエネルギーを補給して回復に向かうための手助けにもなります。
憲之さん:走る前にバナナ食べてるんですけど、それも30分前?
オガトレ:バナナは消化が早いので30分以内でも大丈夫です。
卓子さん:ものにもよるんだね。
オガトレ:そうなんですよ。焼肉を食べて30分後に運動ってのは、それはそれで無理があるので(笑)。食べ物によるってのは、正直ありますね。
地元愛と東日本大震災
オガトレ:そういえば、いさみやさんのツイッター投稿がリツイートされて、はるばるタイムラインに流れてきたことがありました。
卓子さん:結構、SNSの反響は大きくて。やるのとやらないのとでは全然違います。
オガトレ:気仙沼にゆかりのある人が、プッシュしてくれる感はありそうです。気仙沼出身の人って地元愛が強い気がする。
卓子さん:地元を盛り上げたいDNAみたいなのがあるんじゃない?(笑)
憲之さん:いやー、でもやっぱり東日本大震災が大きいんじゃないですかね。
オガトレ:確かに。僕も震災がなかったら戻ってこなかったですね。多くの人が気仙沼のことを気にかけるきっかけになったと思います。
憲之さん:気仙沼の雰囲気は独特ですよね。
卓子さん:こうやって若い人が地元に戻ってきて、頑張ってくれているのはうれしいよね。
オガトレ:震災で出て行った人は多いですよね。県外にいる気仙沼出身者の方がすごく応援してくれている気がします。
憲之さん:戻りたくても戻れない人はいますもんね。
最後に
憲之さん:気仙沼は小さな町ですが、美味しいものがたくさんあります。
この規模感で、これだけ美味しいものが食べられる町って気仙沼くらいしか知りません(笑)。いさみやはそんな数ある中の小さなお菓子屋さんですが、気仙沼の魅力にちょっとでも貢献したいですね。
毎日のほっと一息つくタイミングで味わってもらいたいです。
オガトレ:コロナが落ち着いたら、気仙沼に遊びに来てもらって、ご自愛便のお菓子屋さんを回る聖地巡礼みたくしたら絶対に楽しいと思う(笑)。
卓子さん:ちょっと中心部から遠いんだけど!みたいな。
(いさみやさんは市内の本吉地域という南端地域にあります※)
オガトレ:”朝一でいくんだ〜”っていう気合いでいける。
一同:笑
オガトレ:僕は視聴者の皆さんに、ストレッチだけじゃなくて、気仙沼の魅力を全国に届け続けたいですね。
いさみやさん、今日は本当にありがとうございました!
追伸
最後には、いさみやさんお手製の「ずんだシェイク」をいただいてしまいました。枝豆のつぶつぶ食感が楽しめ、ほのかな甘みが口の中に広がります。オガトレの歴代ずんだシェイク史上、堂々1位の美味しさ。夏季限定だそう。
御菓子司いさみや
〒988-0307
宮城県気仙沼市本吉町津谷舘岡12-3
ホームページ:https://isamiya.jp/
インスタグラム
いさみやさんイチ推しのお菓子
大島まんじゅう(税込118円/個):1945年の創業以来、不動の一番人気。薄皮の生地にこしあんがぎっしりと詰まっている。ふっくらと柔らかく、程よい甘さの中に黒糖の香ばしさもある。
ホヤぼーやモナカ(税込151円/個):2012年に市内菓子店と共同で開発した。パリッとした皮に濃厚クリームがよく合う。ホヤぼーやの顔をしているのが可愛らしく、気仙沼土産としても人気。
- この記事は、9月ご自愛便特典「Gi Journal 9月号」に収録記事を再編集したものです。
- ストレッチとコーヒーで、おうち時間をもっと心地よく。
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